むろくんこそが、素敵でワガママ

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「読む」以外のことは何も考えないでください。

小説家になろうデビューのための方針を書こうとしたら、ただの不安を吐露するだけになってしまった

 

 いよいよデビューの日が近づいてきた。

 小説家になろうについては、前に一度記事を書いたことがある。その時は、「小説家になろう」がどういうサイトで、どのような小説が人気なのかをごく簡単にまとめた。

 

 別に読む必要もないと思うが、一応過去記事を貼っておく。貼っておくのです。

 

 

romuromu1010.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 さて、前に記事を書いたときに、俺が小説家になろうデビューする日も遠くないみたいなことを濁していたが、いよいよもってその時が近づいている模様。

 

 

 といっても、別にまだ何も考えていない。「小説家になろう」に投稿するからには、たぶんファンタジーが良くて、異世界ものがよくて、チートとか無双ものがいいんだろうなぁとボンヤリ考えている程度。

 

 

 そこで今回は、それらのもやもやを形にするべく、敢えて小説の構想を記事にしてやろうと思う。構想といっても、別に物語やキャラクターについて具体的に決めていくわけでもない。もっと前の段階、大前提の話をここではしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも、「小説家になろう」に投稿されている小説は、書店におかれているような大衆文学や純文学とは違う。いわゆる作家と呼ばれるプロの物書きが、様々な制約の下である程度決まったフォーマットを利用して書いているちゃんとした小説は、このサイトには基本的に存在しない。

 

 

 このサイトに投稿されている小説は、恐らく文法もめちゃくちゃなモノが多いだろうし、小説として表現があまりに稚拙なものもあるだろう。

 それもそのはず。このサイトには、誰でも小説が投稿できてしまうからだ。物書きのイロハがない小学生だって、最低限の日本語さえ分かれば執筆して投稿できてしまうのがこのサイトの恐ろしくも素敵なところだ。

 

 

 つまり、このサイトにおいて小説らしさはどうでもいい。

 

 

 大切なのは、内容面。いかに面白いか。

 

 

 

 

 勿論一概には言えないが、このサイトで求められているのは、如何にストーリーや設定が斬新かどうかだ。或いは、如何に「なろう小説」っぽいかと言い換えてもいいかもしれない。

 

 むしろしっかりとした(悪く言えば堅苦しい)文章は、誰も求めていない。このサイトで小説を読んでいるような人間は、恐らく普通の小説に抵抗を覚えるような人間が殆どだと思う。

 

 

 

 だから、如何に読みやすく、ストーリーや設定が面白いか、が重要になってくる。

 まず、この大前提はしっかり確認しておかなければならないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、俺がこのサイトで小説を書くにあたって、当然どんな内容の小説を書くのかが重要になってくるわけだが、やはり王道なのはファンタジーだろうか。

 

 所謂普通のファンタジー小説に、鉄則みたいなものがあるのかどうかは知らないが、このサイトではそんなモノは必要ない。

 ファンタジーの名を借りた、何でもありの小説。それがこのサイトには溢れかえっている。

 

 

 

 

 

 

 

 次に設定だ。

 いわゆる、その小説の世界観。架空の世界を描くとして、それがどういう世界なのか。どういう秩序で成り立っているのか。何が存在しているのか。

 ファンタジー小説では特に重要になってくる。

 

 正直、ここを考えて書くのが一番大変だと思う。例えば今の日本を、日本を全く知らない異星人に説明するとなった時に、我々はどこからどうやって説明するだろうか。

 大陸国なんだ…と地理的なところから入っていくだろうか。

 少子高齢化が…と、社会問題から入っていくだろうか。

 或いはもっと前提から、地球という星には190を越える国家があって…と入っていくだろうか。

 

 

 

 

 これが難しい。よりマクロな視点から設定を描写すれば、「設定が細かい!」と賞賛されるんだろうけど、書くのがしんどいし、難しい。だからといって世界設定の描写を省いてしまうと、「読者置いてけぼりやんか!」とキレられてしまうだろう。

 

 

 正直これは、書いてみないと分からない。

 「小説家になろう」に関しては、もはや読者に受け容れられる世界観が決まっているような気もするので、ある程度世界設定が大雑把でもそこまで問題ではないと考える。

 だが、やはり書いてみないことには何とも言えない。

 

 とりあえず練れるところまで練ってみて、書けるところから書けるところまで書いてみるほかないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次はストーリー。

 どのように物語が展開していくか、だ。

 これを考えるのには様々な要素を同時に考えていかなきゃいけない。

 

 一番重要な要素は、やはりキャラクター。結局、ストーリーにおいては、キャラクターが全てだと言ってもいいかもしれない。ストーリーはキャラクターが作り出すものだもん。

 

 

 

 

 やはり、主人公。主人公に魅力がない作品はクソカスだ。

 これも書いてみないことには受け容れられるかどうか分からない。

 

 

 俺の場合、たぶん男主人公で書くことになる。いきなり女主人公はキツい。それはそれで面白そうだが、まずは同性でいかせていただきたい。

 

 

 

 

 見た目の描写も大事だ。小説は基本「絵」がないため、文字だけで全てを表現しなきゃいけない。

 主人公の見た目は、読者が小説を読み進めていく上で重要だろう。

 

 

 例えば、髪の色や身長であれば、書くのはそこまで難しくはないだろう。なぜなら、答えがある程度決まっているし、単純に表現しやすいからだ。

 髪の色であれば「○色の髪」と言ってしまえば容易いし、もう少し幅を効かせて「○○のような色」なんてしてしまえば、小説っぽくもなりそう。

 身長も、「170センチ」と明記すれば一発だ。或いは、比較対象を出してきて「○○よりもやや大きい」とすれば分かりやすくもなる。

 

 

 

 

 

 問題は、顔立ちと服装だと思う。

 例えば自分自身の顔を文字で表現しようとすると、何から手を付けていいか分からない。

 みんなが知っている、例えば「吉沢亮」。

 

 

 彼の顔を、どう表現すればいいだろうか。

 「目鼻立ちが端整な顔立ち」「中性的な美男子」「世間一般的に言うイケメン」

 

 こうすれば確かに、間違った表現とは言えない。が、これは別に吉沢亮に限った話ではない。菅田将暉とも取れてしまう。

 

 

 吉沢亮菅田将暉の顔を、言葉による表現によって、読者が分かるように区別しなきゃいけない。正直、今の俺では荷が重い。

 

 

 

 

 

 あと、個人的に服装の描写も難しい。ファッションに関する知識が疎い俺としては、知っている服の種類や、一般的な服の組み合わせとかを知らないため、読者が納得のいく描写を出来る気がしない。

 ファンタジー小説においてそれは更に難しい。「ジーンズ」と書けば、殆どの読者はすぐに想像がついても、ファンタジー小説ジーンズを出すのは少しおかしい。「ジーンズのような」と書いてしまう手もあるが、それだとメタ発言感がある。

 

 

 服装描写は、個人的に一番の課題かも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、キャラクターの見た目の描写に関しては、救いの道が一つある。これは、小説家になろうの小説に限った話ではないと思うのだが…。

 

 

 

 

 結局、最後は読者の想像力に委ねるという道だ。

 吉沢亮に、どんなにきめ細かく妥当な表現を加えたところで、全員が吉沢亮の顔を思い浮かべるとは限らない。

 

 読者一人一人の頭の中の主人公の顔が違くたって、いいじゃないか。必要最低限の描写さえしていれば、後は如何様にでも読者様が妄想してくれる。俺は作者として、固定したイメージを常に意識してそれを文字にしていればいいのだ。

 

 

 

 人間の想像力は恐ろしい。それを文字にするのが難しいなら、最後は人間の想像力に回帰して依存してしまおう!!!

 

 

 

 

 

 むしろ、キャラクターにおいて重要なのは外見よりも内面の方かも知れない。

  このキャラクターはどんな性格で、どんな背景があって、どんな意外性があって、物語においてどんな役割を果たしているのか…。

 

 

 外見の描写なんかより、内面の設定に時間をかけるべきだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 とまあ、ここまで簡単に方針を述べてきた。いや、方針は何一つ述べていない。

 

  

 

 近々、小説家になろうに小説を投稿してみようと思う。これは実験的な意図も含まれている。

 こうしてブログに文字として起こすことで、なんか上手いこといく気がする。