コブクロ・小渕健太郎の国歌独唱に関して思うこと
きのこの山かたけのこの里だったらどう転んでもたけのこの里だと思ってたけど、昨日なんとなくきのこの山買ってみたら普通に美味しかったです。
どっちも好きです。どっちも派です。
さて、本日9月15日、陸上MGCというものがありましたね。
なんのこっちゃよく分かりませんが、東京オリンピック選考も兼ねたマラソン大会みたいな感じなんですかね。
マラソンの大会で国歌を歌うのは異例らしいです。
さて、その結果……
小渕さんの独唱はネットをざわつかせる結果となってしまいました。
テレビの生放送で見た方もいるでしょうか。僕はTwitterにアップされた動画で見ました。
朝の9時すぎくらいでした。寝起きの顔でTwitterを見ていると、早くも彼の名前がトレンド上位に上がってきていたのを発見しました。
正直、トレンドに入るほど話題になったことが驚きでした。僕自身、今回のMGCという大会の規模を履き違えていたようです。結構大きな大会だったようですね。
動画が早速上がっていたので、少しドキドキしながら再生しました。
…なにかの間違いかと思いましたね、最初は。
「下手だ!」とかいう感情よりも、「どうして?」という感情が真っ先にわき出てきました。
出だしの音を外し、声がひっくり返り、裏声で強行突破。途中途中もキーの高い所で声を詰まらせたり、再び声がひっくり返ってしまったり、大きく音を外したり…
結局、そのまま歌唱を終えました。
僕は一応コブクロファンなので、普通の人よりも小渕さんのことは多少知っているつもりです。
最初に彼が国歌を歌うと知ったときに、なんで小渕さんなんだろう?と疑問が浮かびました。
小渕さんは毎年大阪マラソンに参加するほどマラソン好きで、タイムも意外と速いらしいです。
それが小渕さん指名の理由なのかもしれません。
個人的には、国歌を歌うなら小渕さんより黒田だろ、とは思いました。
実際、コブクロを7,8年聴いてきた僕でも、小渕さんが「君が代」を歌う姿が全然イメージできませんでした。
そして、今回の悲劇が生まれました…。
歌う姿がイメージできなかったというのはある意味正しい感覚なのかも知れません。小渕さんは本番で、一貫して裏声で歌いきりましたね。これは誰も予想していなかったでしょう。
僕よりファン歴の長い人はいくらでもいるでしょうけど、誰一人として裏声で全て歌いきるなどと想像できた人間はいないと思います。
歌唱後、彼はブログで「限界に挑戦する選手達にエールを送るために、自分も限界のキーに挑戦しようとした」といった旨の投稿をしていました。
言いたいことは分かりますが、どうして裏声を使ってまであのキーで歌おうとしたのかは理解できません。
あえてアーティストに国歌独唱をさせるという意味で、個々のアーティストが個性を出して歌うというのは間違っていないと思います。でなければ、アーティストに歌わせる意味がありませんからね。
小渕さんの歌声の魅力を僕は知っているつもりでしたが、その魅力は、キーを上げて裏声で歌うことでは発揮されないと思います。
本人もそれを分かっているはずなんでしょうけど、迷走してしまったようです。
歌う姿がイメージできなかったのは確かですが、僕はオク下で噛みしめたような歌い方をしてくれると期待していました。
正直、残念でした。
彼を責めるつもりもありませんし、彼の歌声や彼が作る歌には魅力があり、僕はそれが好きです。
彼もいたって真面目に、想いを込めて歌おうとしたその姿勢を否定する気はありません。
ですが、結果誰の目から見ても不安を感じさせるような歌唱になってしまったことは事実です。
何様なんだと思われるかも知れませんが、これはあくまで僕が彼の君が代を聞いた上で抱いた感想なので、どうかご了承ください。
Twitterでも、コブクロのファンは彼を擁護しようとしていますね。
「緊張しちゃったんだと思う」「それでも歌いきったから立派」
気持ちは分かりますが、ファンだからと擁護すればいいわけでもないと思います。少なくとも、一ファンとして今回の歌唱に良いイメージはつきませんでした。
正直、最後まで聞くことができませんでした。あまりにも聞けたもんじゃないと思ったんでしょうね。
とまあ、ここまで偉そうに言ってきました。
なぜ僕がここまで言っているのかというと、やっぱり今回の彼の歌唱が、期待の斜め下をいってしまったことに対するショックが大きいからですね。
コブクロを聞かない人たちに、「ああ、コブクロは歌が下手なんだ」って思われてしまうことがやはり残念ですね。
まあ、聞く聞かないも好き嫌いも上手い下手も人それぞれの主観でしかないですけどね。
好きなアーティストが話題に上がるのは嬉しいことですが、今回は少しショックです。彼自身も不本意だと思います。
ここで少し彼を擁護するとしたら、彼は昔っから緊張しいなんですね。
特に活動休止から復帰してからは、思うようにテレビで歌えない事が多いと、本人が語っていました。
僕自身も、復帰以降のコブクロの歌声には、それまでの迫力とかが無くなってしまったと感じていました。
オリンピック選考も兼ねていた大事なマラソン大会での大一番に、彼がガチガチに緊張してしまったのは誰の目から見ても明らかでしょう。
ただ、彼はいたって真面目に彼なりに歌ったということを忘れてはいけませんね。
喉っていうのはデリケートらしいですからね。
彼の歌声は魅力的です。そして、黒田の声が合わさればその魅力は倍増します。
僕はコブクロが好きです。今後も絶対ライブに行きたいと思っています。
今回、こういうことが起きてしまいましたが、彼にはめげずに頑張って頂きたいです。
次のツアーで、笑い話として今回の話が聞けることを祈るばかりです…。