「居留守」は門番への近道
ニンテンドースイッチのゲームのプレイ時間なんだけど、Fortnite1005時間、スマブラ660時間、スプラ2が490時間、ゼルダ205時間、マリカー100時間、その他120時間で合計すると大体2600時間。
一日平均3時間弱はゲームしてることになってました。最高ですね。ありがとうございます。
皆さんは居留守を使ってますか?
僕は居留守を使ってます。居留守最高。
一人暮らしをしている大学生や社会人の方は、身に覚えのないピンポンで起こされたりすることもあるんじゃないでしょうか?
そこで今回は、大学生で一人暮らしをしている僕で、なおかつ普通の大学生よりも家にいる時間が長いであろう僕が、居留守の極意を皆さんに伝授します。
そもそも居留守って?
居留守って何?っていう人のために簡単にその意味を教えましょう。
ズバリ、「家にいるのにいないふりをすること」です。
「居」と「留守」っていう相反する言葉が組み合わさった奇跡の日本語ですね。「小さな巨人」とか「動くな!手を上げろ!」の仲間でしょうか。
つまり、家にいるときにインターホンが鳴っても、出る素振りすら見せないってことです。塩対応ってヤツですね。
じゃあこの居留守、僕はどんなときに使っているんでしょうか。
基本全部居留守
基本的に、僕は全て居留守を使います。
相手を選びません。というのも、身に覚えのない訪問が、そもそもまともな訪問なはずがないからです。
ただ例外が一つだけあります。それは、時間指定をした宅配です。
帰省したときに実家に置いてきた洋服や、ココイチカレーのデリバリーなどは、時間が指定されています。
親からの宅配便の場合は、時間を指定して送って欲しいと母には伝えてあります。多少追加料金が発生することは致し方ありませんが、これは、確実に荷物を受け取るための奇策です。相手方も、重たい荷物を確実に僕に届けられるので、ウィンウィンなんですね。
ココイチカレーのデリバリーは、大体時間帯が決まっています。夜の部の予約は18時から開始され、大体60分~80分で届くので、19時~19時半に鳴るインターホンには人が変わったように対応します。
このように、90パーセント確実に宅配便・デリバリーだと分かりきっている時は、居留守を使わない例外として迷いなく対応することにしています。
では、居留守を使う相手は具体的にどんな相手でしょうか。
そもそも、居留守を使っている僕としては、相手が何者なのかは確実には把握できていません。
そりゃそうですよね。インターホンが鳴っても出ないんだから、相手が何者だったかは推測するしかないわけです。
それらを踏まえて、敵の正体を探ってみましょう。
①一遍の誘い ”宗教勧誘”
一人暮らしをしている大学生であれば一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
宗教勧誘です。
一人暮らしをする前から、宗教勧誘には気をつけろと親から教えられていました。その教えもあってか、今の今まで一度も宗教勧誘の訪問に対応したことはありません。
宗教勧誘の特徴は主に二つあります。
一つ目は、絶対に女性の勧誘者だということです。それも、50代~60代くらいのおばさんであることが多いです。
普段座っている定位置から、モニターで相手の顔が確認できます。
何か理由があるんでしょうかね。女性の方が安心感を覚えるからとか、そういうことでしょうか。
ちなみに、居留守を使って訪問に対応しない僕が、なぜこの女性を宗教勧誘者だと理解できたかというと、一度この女性が訪問したときに、宗教に関連した新聞みたいなやつを投函して帰って行ったからです。
勿論、そういう新聞は歯牙にもかけずゴミ箱へ直行ですが、それ以来、おばさん訪問者は宗教勧誘者であると理解しました。
二つ目の特徴は、2回以上インターホンを鳴らさないということです。
宗教勧誘のおばさんは、比較的マイルドで控えめな性格の方が多いのでしょうか。彼女たちは一度インターホンを鳴らして出ないと分かると、二度目のインターホンを鳴らさずにすんなりと帰っていきます。
ここで、「やっぱり今のは宗教勧誘だったか…」と、僕の方も納得できます。
そういう意味で、宗教勧誘者のおばさんは居留守を使いやすいといえるでしょうね。
②不倶戴天の敵 ”NHK”
人類共通不倶戴天の敵…それがNHKの徴収員です。
彼等は、新天地へと巣立った大学生の前へ現れ、理不尽に受信料を徴収せんとする神出鬼没の怪物です。
一人暮らしの大学生であれば、一度はこの訪問を経験したことがあるでしょう。
彼等は、暇さえあればインターホンを鳴らしてきます。人によっては、何回もインターホンを鳴らし、しまいにはドアを叩いたり、蹴ったりするようなことも珍しくありません。
僕は、インターホンを8回連続で鳴らされ、ドア越しに声を浴びせられ、何回もノックされたことがあります。
それも、大学生に成り立ての頃だったので当時は恐怖におののきました。震えが止まりませんでしたね。
しかし、だからこそ、そんな非常識な相手に屈してはなりません。臆してはなりません。
手を変え品を変え、意地でも受信料を徴収しようと奔走する彼等に最も有効な手段こそ、まさに「居留守」です。
僕は最初からいなかった…
無音の圧力で、無い音沙汰で、それを相手に伝えましょう。
そして、自分に言い聞かせるのです。
僕は今、ここにはいない。
するとどうでしょう。
音は止みます。
たまにNHKが訪問したよってことで、小さな紙が投函されていることがありますが、小さすぎて気付かなかったと言わんばかりに葬送してあげましょう。
彼等を相手にしてはいけません。戦ってはいけないのです。
③ごめんねと言いたい ”ヤマト運輸と佐川急便”
最後に、ヤマト運輸と佐川急便です。
先ほど、時間指定された荷物の配達は問題なく対応すると言いましたが、その全てが時間指定されているとは限りません。
例えばAmazonで頼んだ商品などは、時間指定ができないこともあります。
時間指定されている荷物は、その時間にインターホンが鳴れば問題なく出ますが、時間指定されていない荷物はいつ届くかは予想できません。
なので僕は、ここでも居留守を使います。
念には念を置くんですね。たぶん、ヤマト運輸だろうなと思っても、いざ出てみたらNHKだった…なんてことになればもう手遅れです。
そうならないように、時間指定の荷物以外は、一度居留守を使うのです。
居留守を使ってスルーした訪問の正体が、注文した商品の到着であれば、たいていの場合は扉に付いた宅配ボックスに収納されます。
多少の手間をかけさせてしまうことにはなりますが、仕方ないです。
問題は、宅配ボックスに収納されないパターンです。
荷物によっては、宅配ボックスに収納されないこともあります。向こう側で何かしらルールが決まっているのでしょうかね。荷物の大きさなどもあると思います。
そういうときは、再配達の紙が投函されます。
このとき僕は、やりきれない気持ちになります。
本来であれば手元に届けられたはずの荷物は、再配達の汚名を着せられることになります。宅配業者の方にも、手間をかけさせることになります。
この荷物も、宅配業者も、僕の身勝手な「居留守」の被害者です。
涙で濡れた再配達の依頼用紙を使い、僕は同日または後日に時間指定で再配達を依頼するのです…。
居留守はやがて進化する
居留守を続けると、居留守はやがて進化します。
最初は、「自分は最初からここにいなかった」と自分に言い聞かせることで「居留守」を成立させていました。
しかし、進化後になると、
俺は家にいる。間違いなくいる。
家にいる上で、お前を無視しているんだ
という発想に変わります。
つまり、相手側が「居留守を使われている!」と理解していたとしても、こっちとしては、「そんなのは分かった上でこっちはお前を無視しているんだ、立ち去れ」の精神でなんとかなるんですね。
「居留守」は、門番に求められる才能の一つです。
おわりに
僕個人の考えでは、そもそも突然家に訪問してくるヤツにまともな人間はいません。
だから、出てやらなくてもいいんです。
せめて電話の一つでもしてから訪問しろって言いたいです。
ちなみに僕は、電話が掛かってきても、一度は無視して、電話番号を検索にかけてからかけ直すかどうかを判断します。
皆さんも、居留守を使いこなしましょう。一流の門番も夢じゃないですよ。